発音はそもそも大事なのか?
言語を構成する要素は大きく分けて
- 文法
- スピーキング
- リスニング
- リーディング
- ライティング
- 発音
となっています。一般的な日本人が得意な順番で並び替えるとおそらくこのようになります。
- 文法
- リーディング
- ライティング
- リスニング
- スピーキング
- 発音
そう、「発音」は日本人が一番苦手な要素と言っても過言ではありません。そして更には
ネイティブみたいな「発音」じゃなくていいでしょ?
という考え方をしている人は昨今では非常に多いのではないでしょうか?では実際どうなのか?発音はしっかり習得するべきなのか?今日のこれついて検証してみましょう。今回は長くなるので二回に分けてお届けします。それでは第一弾!
発音は大事!でもある程度で十分!
まず結論から言いますと
「発音」は非常に大切、ですがある程度のポイントを押さえさえすればネイティブのような完璧さを求める必要はない。
こちらになります!世の中のすべてのものに白黒つけられれば色々と楽ですが、やはりそうもいきません。なので全く気にしない「0」と完璧を求める「10」の間の「5」あたりを目指しましょう!
発音が大事な理由
ではなぜ「発音」が大事なのか?理由は3つあります。
圧倒的に相手に伝わりやすい
日本人にとって英語の発音が難しいのは日本語が「ん」を除くすべての文字に「A I U E O」の母音がつくためです。
ほ → HO
て → TE
る → RU
と言った感じですね。なので語尾が消え入るような音にならないのです。そしてこれが原因で外来語も全て日本語の音のシステムをもとに変換されているのです。
上の例で言うと「Hotel = ホテル」ですが、これはやはり日本語英語に慣れていない外国人には通じません。発音とはつまり「音」なので音が違えば伝わりませんよね。
発音を練習し音を元々の音に近づけるコトで圧倒的に伝わる率が上がります。逆のパターンを想像してみてください。
カラオケという日本語をアメリカの人がローマ字を見て英語っぽく読んだら、
KARAOKE → ケウィオーキ
多分初めて聞いたならほぼ確実に
「え、なんて・・・?」
となるでしょう(笑)なので日本時が喋る英語もネイティブの音に近づければ近づけるほど当然ですがより理解してもらえるようになります。
リスニングのスキルアップにつながる
喋るときに日本語のカタカナ英語で話したとしても、ネイティブの英語を聞くときは当然ネイティブの発音を聞きとらなければなりません。
考える → Think → シンク
と自分では言ったとしても、ネイティブは当然「シンク」とは言いません。カタカナ表記は限界がありますが、あえて書くなら、
Think → ティン
となります。「Th」では上の歯で軽く下に触れ、最後の「k」は場合によっては聞こえないくらい弱い音になります。
「シンク」と「ティン」
無理やりカタカナ表記にしたとしても全く違うものに見えるでしょう。ということは「ティン」だとしても「自分でネイティブの発音により近い音で話そうとすればするほどリスニングの練習も兼ねる」ということになります。
これぞ一石二鳥、いやもう一つの要素スピーキングも上達するので、一石三鳥ですね。効率よくスキルアップができます。
自信につながり、自己肯定感が上がる
個人的な話をすると、僕は英語を本格的に勉強し始めた留学先で初めて発音が違うということを学びました。そしてまるで取り憑かれたかのように発音の習得にのめり込んでいきました。もちろん文法やライティング、リーディングも全て勉強しましたが、発音も相当がんばりました。
するとどうでしょう?
18歳から、全くの0から始め気がつけば会うネイティブ、会うネイティブから、
英語めちゃくちゃ上手だね!
と言われるようになりました。叱られて伸びる人だって褒められると嬉しいですよね。やっぱり僕自身もものすごく嬉しくて、頑張ったかいがあったと心底思いました。
そしてその頑張りと結果は大きな自信となり、自分に価値を見出せるようになりました。お金やもので感じられる表面的な価値ではなく、人間としての根っことなる、土台となる自信と価値ですね。
これは少々極端な例ですが、最初に書いたように目指すのは「5」で良いのです。「5」でもきっと英語が伝わるし、伝われば人に褒められ、そしてより自信を持てるようになります。
言語でもなんでも、頑張り続けるためにはモチベーションが必要で、そのモチベーションはこのような実体験や実感がもたらしてくれものです。
発音の上達方法
ではどのように発音を上達させるのか?
日本人にとって英語の発音はハードルが高いか低いかでいうと高いと言えます。これは単純に運が悪かったと諦めましょう。
フランスに生まれていたなら・・・
ドイツに生まれていたなら・・・
そんなことを言っても始まりません。高いハードルも最初から高いと認識していれば対策方法はあるのですから。それでは発音を上達させるために大切な幾つかのポイントを見ていきましょう。
カタカナ英語からの脱却
日本語の外来語はカタカナ表記ですが、この表記は英語の発音を習得したい人にとって最大の敵です。なので「英語をカタカナで読む」ということを最初から忘れてしまいましょう。
聞いた音を聞いた通りに
カタカナ英語がダメな理由は本当の音とかけ離れているからです。なので聞いた音をできる限り聞いたまま言うと言うことが今後のベースになってくると思うようにしましょう。
実は皆さんもこの例をすでに目にしています。
People → 人々
こちらの単語ですが、これはカタカナ読みすると
ピープル
ですね。事実昔はこのように発音していました。ですが最近はどうでしょう?
ピーポー
と言う発音をよく耳にしないでしょうか?これはどうでしょう?
Party → パーティー → パーリー
合わせて
パーリーピーポー
略して「パリピ」(笑)略したものは英語にはないですが聞いたことありますよね。これはかなり忠実に英語の発音で
Party people
をそのままの音で表現している良い例です。これが「パーティピープル」だったらちゃんと伝わらないですね。このようにできるだけ聞いた音を聞いたまま言うように心がけることが非常に重要です。
3. 語尾は弱く、消え入るように
これは上の②につながりますが、日本語は多くの単語が「母音 : A I U E O」で終わりますが、英語では逆に母音で終わる単語が少なく、多くは「子音」で終わっています。
子音とは「母音:A I U E O」以外で、
C, D, F, G, H, J, K, L, M, N, P, Q, R, S, T, V, W, X, Y, Z
こちらになります。これらの文字の発音は日本語のように「A I U E O」がないため、はっきりとした音にならず、一つ一つ独立して発音すると聞こえにくい音になっています。
なのでまずは単純に「語尾は弱く消え入るように発音する」と覚えて実践してみましょう。母音で終わる単語もこれを心がけてみましょう!
4. 日本語にない必要最低限の「音」の出し方を学ぶ
日本語にない英語の音は多くありますが、これだけは押さえておこう!というのがこちらになります。
R
「アーーーー」と言いながら最後に舌で口の上を触ろうとする。
こもった音が出ますね。
L
これは「エウ」と発音すると近いですね。「ウ」の時に舌で上の歯の裏を触ります。
そのまま「La la la la la la la〜」と練習しましょう。「ララララララ」じゃないですよ!
TH
これは舌を少し出し上の歯で触れます。ほとんど音は出ないですが、前出の「Think」のような単語だと、音になります。「サ」と「タ 」の間の音なので、「タ 」よりで発音するとやりやすいです。
Think → ティン
Thank you → テンキュー
F、V
これは上の歯で下唇に触れた音です。噛むと音でないので触れる程度です。歯を置いて「フ」と言うと唇が離れるくらいの軽さです。
Finish → フィニッシュ
Vending machine → ヴェンディンマシーン(自動販売機)
たったの4つですね!最初に頑張ればどうってことない量です。ですが、これができるとできないで大きく変わってきます。それでは次回のブログでは多くの実例をみながら「レベル5」を目指す新たな発音法をマスターしていきましょう!
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この記事の監修・著者情報
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