英語の勉強法を考えるときに大切なこと
何のために英語を勉強するのか?
これによって英語の勉強方法は大きく異なります。
英語を勉強する目的を整理しましょう
英語を勉強する目的は大きく分けてこの2つに分けれるでしょう。
- 高校受験や大学受験、TOEICや英検等の試験のため。
- コミュニケーションツールとして使うため。
目的が明確にわかっていれば、勉強方法、アプローチの仕方もより明確になります。日本では伝統的に「試験のため」といった理由で英語を勉強してきましたが、近年はやはり「コミュニケーションツール」としての勉強も増えてきたと言えます。
「英語は数」数をこなすために勉強の習慣化を目指しましょう
目的はどうあれ、言語は一夜漬けで身につけれるものではありません。継続した努力が必要になるので、長期的なビジョンを持ち、日々の習慣の中にうまく組み込んでいくことが非常に重要です。
「習慣」というのは大きな影響力を持っていて、例えばあなたが一念発起して健康のために毎日3キロ走ることを決めたとして、毎日全く何も運動していなかった日々が何年も続いていたにもかかわらず、習慣化した後はたった2日走らなかっただけで、「まずい!」という危機感を覚える様になります。
「数日英語を勉強しなかったら気持ち悪い」と思えるくらい、勉強を習慣化することを心がけましょう。1日数分でも問題ありません。習慣化さえしてしまえば徐々に時間も増やしたくなるでしょう。
それでは目的別に勉強方法を見ていきましょう。
英語の勉強法は目的に合わせて選ぼう
まずはこちらから。
高校受験や大学受験、TOEICや英検等の試験のため
日本では中学英語でも終わりの方になるとかなり高いレベルの文法や単語をマスターしておく必要があります。なので高校受験の時点でセンター試験の英語のレベルはかなり高いと言えるでしょう。
試験勉強で大切なのは、高いレベルの文法、単語、熟語の知識で、さらに試験によってはそれを軸にしたリスニング力、リーディング力、ライティング力も問われることとがあります。
ただ試験といっても初心者から上級者まで段階的に取れる英検や、学校によって求められるレベルが違ったり、どのレベルの知識で武装をするかはよりけりです。
ただ初級文法から上級文法まで、ある程度文法の重要性を理解していないと合格することは難しいでしょう。
次にこちらをみてみましょう。
コミュニケーションツールとして、ビジネスシーンで使える英会話として
こちらも文法をできるだけ早く覚えると言うのは変わりませんが、例えばカジュアルな会話や日々の買い物、必要最低限の日常会話となると、そこまで豊富なボキャブラリーは必要ないでしょう。ただそれが社会人のビジネスのシーンとなるとある程度かしこまった、フォーマルな単語や言い回しが必要になってきます。
ですが試験勉強との一番大きな違いは、会話を円滑に進めるのが主な目的なので、そのためにスピーキングとリスニングの力をより伸ばす必要があるということです。例えば、
Tomorrow’s meeting will be rescheduled to Friday.
明日のミーティングは金曜日にリスケされます。
この文章を読んで理解できる、書けるという人が、じゃあスラスラ言葉にできるか、というとまた別問題ということです。
頭の中の文章作りのプロセスは同じでも口が動いてくれるかどうかは、口を何回動かしたかによります。発音も完璧でなくてもいいですが、聞いて理解するためにはある程度必要ですね。
- 言いたい時にすぐに出る様に普段から口に出して練習する。
- たとえ日々の進歩が見えなくても毎日英語を聞き続ける。
この様な勉強法が必要でしょう。もっと具体的にみてみましょう。
英語のスキル別勉強法を把握しておこう
上記の様に目的別に分けて考える必要はありますが、近年では試験でもコミュニケーション能力が問われることが増え、その境界線は少しずつ無くなってきていると感じます。
ある程度の偏りはあれど、これらの要素をバランスよく勉強することが大切です。
- 文法
- スピーキング
- リスニング
- ライティング
- リーディング
英語の文法勉強法
多くの人が嫌がり敬遠しがちな文法ですが、まずこれがないと先に進めないという気持ちで取り組むことが大切です。文法書一冊あればほぼ事足ります。これは数学でいうところの「公式」の様なもので、形を覚えればそこに数字をはめ込むだけですね。
例えば「公式」がわからなければ「三角形の面積」を導き出すのは非常に困難でしょう。
とにかく後回しにせず最初にしっかりとマスターすることを心がけましょう。
何度でも言いますが、「文法が一番大事」です。そういう意味では中学生、高校生はそれが試験のためであっても文法の勉強をする機会があるのでしっかりやっておいて損はないでしょう。
英語のスピーキング勉強法
スピーキングも当然ですが、反復練習が必要です。ただスピーキングで大切なのは文法にそって、「完全な文章」でいつも話すことです。日本語の語順からの脱却を図るにはこれしか方法はないでしょう。例えば、
Where did you go last night?
昨夜どこへいきましたか?
この文章に対して、日本語で答えるなら、まず「場所」がきます。カラオケに行ったなら、
Karaoke.
カラオケ。
となりますね。これの落とし穴は
- 会話としては成立していること。
- 日本語脳から英語脳への回路ができない。
会話として成立しているからそのまま会話を進めてしまいます。そして本来であれば、
I went to Karaoke.
(私は)カラオケに行きました。
この様な文章になるところを、日本語では「カラオケ」が一番先に来るので「カラオケ」といってしまうことは、日本語脳のまま英語を話そうとしていることになります。なのでいつまで立っても単語での会話から抜け出せず、よくてもシンプルな単文を作れる程度が限界でしょう。
ということはめんどくさくても英語の語順で「主語から始まる完全な文章」で話し続けることが正解と言えるでしょう。
Karaoke. = 1 word
I went to Karaoke = 4 words
この様に「英語は数」の大前提に則って考えると、後者は4倍の数をこなしていると言えます。もし文末に「last night」をつけたなら、6単語なので、6倍です。半年後どちらがより経験値を重ねたかは一目瞭然でしょう。そして後者がより英語脳を発達させていることは間違いありません。
会話のチャンスがない時もあるでしょう。そういう場合は「独り言」、「本や雑誌を音読」、「シャドーイング」などとにかく口を動かす様々な方法を試してみましょう。
英語のリスニング勉強法
こちらもできるだけ早くレベルアップを図るには聞いて聞いて聞きまくることですが、気をつけるべきことは、
- 聞き流しているだけだとあまり伸びない。
- レベルにあったものを聞く。
この2点は重要なポイントです。聞き流しで何も身につかないかというと「ゼロ」ではありませんが、意識して学ぼうとしている時と比べると雲泥の差が出てきます。
例えば、日本語の歌を聞き流していて、ある程度サビなんかは覚えるかもしれませんが、全部歌うとなると、細かい歌詞は覚えてないでしょう。日本語で聞き当たりの良い歌でもこうだということは母国語でない英語を聞き流して覚えようというのは少々虫が良いと言わざるを得ません。
集中して聞いた10分は聞き流した2時間にも勝るでしょう。ですがどんなに頑張っても自分のレベルを遥かに超える内容やスピードのものを聞いてもなかなか聞き取れません。なので、自分のレベルに近いもの、少しだけ上の内容のもの、60%くらいはわかるというものを聞いて学習しましょう。
英語のライティング勉強法
「書く」という作業はあまり機会がないかもしれませんが、身近で毎日続け安いものとしては「日記」があります。日記を書くときの注意点としては、
- 箇条書きの報告書にならないこと。
- 起こったことだけを書いて過去形ばかりにならないこと。
- 書いた内容をそのまま会話に使えること。
後から見返して面白いものにするには箇条書きだと難しいです。1人でナレーションをしている様な雰囲気で書くと感情も込めやすいです。そして書いている瞬間に思っていることや、未来の予定なども盛り込むことによって、様々な時制を使った文章を書くことができます。
さらに書いた文章を声に出してセリフとして練習すればすぐに会話でも使えるでしょう。
英語のリーディング勉強法
「読む」という作業が一番ハードルが高いかもしれませんが、実は非常に英語力アップに有効な手段です。
読解
は文字通り読んで理解することですが、理解するためには英文法の知識が不可欠で、読めば読むほど英語脳に近づいていくことができます。例えば、
Risa has a friend who recently arrived in Osaka.
リサには最近大阪に来た友達がいる。
この様な文章を訳す場合、日本人は主語「リサ」の後は後ろから訳してくる必要があります。日本人にとっては異質な作業ですが、この作業を繰り返すことで英語の語順が身につき、英語脳の発達につながります。
更に単語も普段自分が使わない幅広い種類のものが出てくるので、語彙力アップも可能です。根気は必要ですが、リスニングと同じ様に自分のレベルで読める本や教材をさがし、読み込んでみましょう。
ちなみに「音読」をすることでスピーキング、発音、リスニングの練習にもなり、一石四鳥です。
英語の勉強法は独学だけじゃない!他におすすめの方法
独学は孤独とモチベーション維持との戦いでもあるので、その他の勉強方法も併用しながら勉強することをお勧めします。
主な方法は下記の通りです。
- 塾や予備校に通う。
- 英会話教室に通う。
- 通信講座を受講する。
- 留学する。
もっとも難易度が高いのはやはり「留学」ですが、効果は抜群です。たいして勉強しなくても全く伸びないということはありません。ですが日本にいながら、それ以外の方法で必死に勉強すれば留学するよりも成果を上げることは可能です。
独学でしっかりとした勉強ができているなら、やはり週に数回の英会話スクールが経済的な面でも、効率の面でも一番でしょう。
独学での英語の勉強は全てGLOBE英会話で実践しましょう
初心者から、学生、社会人、主婦まで、多種多様なニーズに幅広く対応できるのはやはり英会話スクールです。特にGLOBE英会話はビジネス英語に特化していたり、試験対策に特化しているスクールではないので、様々な分野の生徒さんが様々な目的で学習しています。
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英語は数。
GLOBE英会話で是非夢の実現のきっかけをつかんで下さい。
この記事の監修・著者情報
AI英会話講師 Rosa
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