【必須スキル！】クリティカルシンキングで英語力UP！

みなさん

をご存知でしょうか？

日本語で訳すと「批判的思考」となりますが、これは他者の意見の粗を探し、否定するということではなく状況や情報を客観的に評価し、論理的な分析や判断を行う思考プロセスのことです。

要するに自分や他人の考えや意見等に対して「本当にこれが一番妥当なものか？」「本当にそれが一番の解決策なのか？」「本当にそこが問題になっていることなのか？」という視点を持ち、より良い結果を導き出すために必要なステップを見出すためのものと言えます。

僕はカナダ時代このクリティカルシンキングを嫌というほど見せつけられ、いわゆる「Noと言えない日本人」「なんでもすぐ鵜呑みにする日本人」「意見を持たない日本人」というのが海外でいかに真実かというのを認識させられました。

日本の協調性を重んじる文化、平和でハングリー精神の薄れた環境、テレビの情報が全てな社会、僕が留学していた頃の日本はまだインターネットが普及する前で、このような社会環境でした。日本人がクリティカルシンキングを持ってないというのもある意味しょうがないことだったのかもしれません。

ということで相当カナダの6年間で僕のクリティカルシンキングは鍛えられ、それは大いに英語学習やその後の人生に大いに役に立ちました。

今日はこのクリティカルシンキングが英語学習にどう役に立つのかを検証してみましょう。

クリティカルシンキングのトレーニング方法

まずはクリティカルシンキングをどのように身につけるか？トレニーング方法を見てみましょう。

とにかく自分の意見を持つ

まずはいろんな物事に対して自分がどう思うか？それをある程度はっきりすることがスタート地点と言えるでしょう。

例えば「地球温暖化についてどう思うか？」という話に対してクリティカルシンキングを発揮するにはまずは地球温暖化についてある程度の知識を持ち、それに対して自分の意見を持つことが重要です。

ディスカッションへの参加

自分の意見をもつということはある程度の確信をもって「地球温暖化に対しては〜するのが良い」と思うことです。しかしながらそれが正しいと思っていても他者は全く逆の意見だったり、自分が考えもしなかったような意見を持っていることが多々あります。それらの意見を聞くことで、自分の意見に対しても疑問を持つというクリティカルシンキングができるようになります。

問題解決力を鍛える

どうすれば直面している問題を解決できるか？これに対する答えは多くの場合一つではなく、考えれば考えるほど様々な解決策が出てきます。一つの解決策を思いついた時にそれが本当に最適解かどうかを疑うことがクリティカルシンキングとなり、問題解決力を上げることでクリティカルシンキングを鍛えることができます。

では次にクリティカルシンキングがどう英語学習に役立つかを見てみましょう。

英語力UPに役立つクリティカルシンキング

日本語と英語が言語の性質上かなりかけ離れている言語だということは今までにも触れてきました。

これはどういうことかというと、日本語脳で考えても英語はなかなか話せるようにならないということです。そしてこれは21世紀現在では周知の事実であるにもかかわらずまだ多くの人が日本語をそのまま英語で話そうとして上手く話せないという状況に陥っています。

クリティカルシンキングができるようになると「そもそもこれでいいのか？」「もっと良い解決策があるのではないか？」と現状に対する否定、疑問を常に抱くようになるので、無意識の思考や凝り固まった思考ではなくより柔軟な発想ができるようになり、日本語と違った英語の感覚を身につけやすくなります。

例えば

という文章を英語にする時に「話しかけられる」という部分を受動態のまま言おうとするケースに良く遭遇します。日本語は受身形を良く使う言語なので、もちろん日本人としては自然な思考回路なのですが、そもそも日本語じゃないのだから受け身にこだわらなくていい、という発想があるともっと楽な文章作りができますし、そもそも英語だとそれがより自然な表現ということも多々あります。

これでいいのです。何か単語がわからなかったり、文法がわからなかったからといって、結局言えずに何も伝わらないよりは少しでも伝わったほうが絶対いいですよね。

なのでクリティカルシンキング使うことによって、固定観念にとらわれずにより柔軟で自由な発想ができるようになります。そしてそれは英語力UPにとって必須能力となるのです。

クリティカルシンキングで気づく人間レベル

英語学習をしている人にとってネイティブスピーカーは英語を喋れるというだけですごくて、カッコ良い、偉い存在になっていませんか？

そこまで思ってなくてもどうしても英語ができないために劣等感を感じて、自分を下にみたり、自信が持てなかったりしていませんか？

僕もこれは大いにあったと思います。

ですが色眼鏡を外して本当にその人たちがどういう人間なのか？言動を元にクリティカルシンキングしてみると、時として自分とそんなに変わらない、下手をすると自分の方が少し分野によってはレベルが高いということに気づくことでしょう。

そうなるとネイティブスピーカーを前にしても無駄に心配したり、緊張したりする必要もなくなり、自信を持って「人対人」で向き合えるようになります。

クリティカルシンキングをすることで先入観や固定観念をとっぱらって物事の本質を見ることができるようになります。それは必要のないことに一喜一憂しなくても良いということで、平常心を保ち常に冷静に物事の判断ができ、自信を持つことにもつながっていきます。

さあ、英語学習にも役に立ち、英語をコミュニケーションツールとして使う際にも非常に役立つ、更には実生活や実社会、仕事や人間関係、恋愛でも大いに役立つクリティカルシンキング、皆さんも是非身につけましょう！

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