都市伝説のことを英語では
Urban myths
といいます。僕たち世代なら、「ツチノコ」とか「徳川埋蔵金」「イエスキリストは本当は日本の青森県で亡くなった」とか枚挙にいとまがありませんね。そして今日はその日本の都市伝説リストに加えてもいいだろうと個人的に思う英語学習に関する3つの都市伝説を紹介しようと思います。
英語学習3つの都市伝説
早速発表しましょう。こちらの3つになります。
- 英会話スクールに行けば英語が話せるようになる。
- 留学すれば半年で日常会話を話せるようになる。
- 文法を勉強する必要はない。
聞いたことある、もしくはすでにこのような考えが頭の中にあったという人は挙手をお願いします。
都市伝説ということなので「真実ではない」というと必ずしもそうとは限らないのですが、大多数の人にとってはという前提での話になるのでよろしくお願い致します。
英会話スクールに行けば英語が話せるようになる。
まずはこちらですが、大前提として
週に1回
1レッスン45分程度のコース
こうだった場合英語が話せるようになる可能性はかなり低いと言わざるを得ません。「話せる」のレベルの問題もありますが、最低レベルとして「日常英会話」だったとしてもできるようになるのは相当時間がかかるでしょう。
では時間をかければ「日常英会話」レベルならできるようになるのか?というと、
できるようになる
と言えますが、問題は3年、5年といった期間を想像してスタートする人もなかなかいないのが現実です。1年、2年である程度実感できる成果を期待している人は多く、多くの場合それ以上の期間でモチベーションを高く持ち続け諦めずに学習できる人は非常に少ないと言えます。これは15年間GLOBE英会話で勤務していた実際の経験がベースになっているので、個人差はあれど一般論として概ね正しいと言えるでしょう。
この都市伝説がなくなるためには、
予習復習を怠らない
最低でも2年は続ける
これを実践できる人が増えることが必要不可欠です。
大切なのは英会話を始める時点でこの情報をしっかりと把握しておき、「3歩進んで2歩下がる」期間を最初から0にすることです。
留学すれば半年で日常会話を話せるようになる。
2つ目のこちらですが、こちらも大前提として
としましょう。「留学したら喋れるようになるから今勉強しなくていい」このような考えを持っている人は非常に多くいました。もしくはしようとは試みるものの明らかに行ったら喋れるようになるという根拠のない自信を持ったまま出発する人を多く見てきました。
結論を言うと語学学校で
週4日、1日4時間
これを半年続けたとしても学校の外での時間の使い方次第では日常英会話すらままならないという結果になってしまいます。これも僕が実際に経験したことなので多くの人にも当てはまることだと思います。
僕は18歳で留学し、一番下のレベルから週4日、1日4時間の授業を受け、自主学習もしっかりし、テストの点数もそれなりに良かったのですが、それ以外の空いている時間を同じ日本人留学生と一緒に過ごすという典型的な過ごし方を約8ヶ月続けました。
その結果半年たったタイミングでも「クラスメイトや友達と英語で毎日の日常のことを不自由なく喋る」といったレベルには程遠い状態でした。
実際それに危機感を覚えそこから色々と見直して日本人との接触を少しずつ減らしていって、その後飛躍的に英語が伸びるという非常にわかりやすい2つの状況を経験することができました。
僕の場合はその後最終的に6年間という長い期間を過ごすことができましたが、多くの人の場合、
3ヶ月、半年、長くても1年
と言ったような非常に短い期間での留学だということを考えると、
半年留学しても日常英会話を話せるようにならない
ということになります。これを覆すためには
留学先では日本人との接触をできるだけ避ける
半年、1年でも短いので危機感を持って勉強する
このようなことを忘れず実践することが大切です。大切なのは一番効率的な英語習得法の「留学」ですら万能でないということを理解することです。
文法を勉強する必要はない。
これもかなり根強く広まっている「都市伝説」です。
一つ気をつけたいことは「文法なんて勉強する必要がない」という講師に出会ったとしたら、これは黄信号だと思いましょう。いや、赤信号ですね。現在英語、ポルトガル語、日本語の3ヶ国語を喋る身としては、
これほど馬鹿げた発言はない
と声を大にして言いたいです。それほど言語学習において文法は必要不可欠な要素なのです。
考えても見てください。第二言語を喋るということはそう易々と達成できることではありません。時間と努力、熱量を多く費やすことで初めてできるようになるものです。
基本的なルールを覚えずにどうそれが可能でしょうか?スポーツにしてもゲームにしても楽器にしても基本的なルールを覚えないことにはプレー・演奏できないですよね?
この都市伝説、もしくは信仰ともいうべき考え方は
子供は文法ベースではなく感覚ベースで言語を覚える = 文法は本来必要ない
という考えに基づいています。
子供が感覚的に言語を覚えるというのは間違いありません。僕の子供たちもブラジルと日本のハーフですが生まれてからずっと家でポルトガル語での会話を徹底してきた結果、2歳頃には勝手にある程度正しい文法で喋れるようになり、5歳にもなるともう普通に喋っています。一度も教えたことはありません。
ですがこれは、
自然と言語パターン(文法)を理解するまで繰り返し聞いている
と言った環境下で初めて可能になる現象です。
大人が、週に1〜2回、45分間、または留学して数ヶ月程度で誰にも文法の説明をされず、複雑な言語パターンを自然と読み解けるというのは
不可能に近いです。
という事で「文法必要ない説」をみなさん信じないように気をつけましょう。文法をしっかり学習することで、学習のスピードは格段に上がります。そしてこれこそが大人や学生の忙しい日々の中の限られた時間での学習を可能にする最も重要な要素の一つです。
まとめ
さてみなさん今回の記事では、
英語喋れるようになるのって思ったより難しいってことね!
と思ってしまったかもしれませんが、これは正直認識として全ての人が持つことがまず第一歩だと感じます。なぜならわかっていて尚且つ習得したいと思えばより高いモチベーションと意識を持って取り組めるはずだからです。
そしてその心構えがあれば英語は絶対に喋れるようになります。
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英語は数。
GLOBE英会話で是非夢の実現のきっかけをつかんで下さい。
この記事の監修・著者情報
AI英会話講師 Rosa
GLOBEのAI英会話講師のRosa(ロザ)は24時間いつでもあなたのスピーキングパートナーとなってくれます。最大のメリットは「AI講師だから恥ずかしくない」「自分の空き時間にいつでも取り組める」「アウトプットにフォーカスを置ける」ということです。日本語で解説や訂正も行ってくれます。AI講師と効率的に日常に英会話を取り入れましょう。
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