さて前回のブログでは発音の重要性について書きました。今回は後編、発音上達するための実際の例をみていきましょう!
発音が重要な3つの理由
- 圧倒的に相手に伝わりやすい
- リスニングのスキルアップにつながる
- 自信につながり、自己肯定感が上がる
でしたね!要するに発音を疎かにせずある程度身につけることは大いに価値のあることだということですね。
それからもう一つ「ネイティブのような完璧さを求める必要はない」です。それは長い道のりになりますし、努力の量も必然的に多くなります。10段階の「5」を目指しましょう!
発音の上達方法
こちらに関しては下記の4つを紹介しました。
- カタカナ英語からの脱却
- 聞いた音を聞いた通りに
- 語尾は弱く、消え入るように
- 日本語にない必要最低限の「音」の出し方を学ぶ
詳しくはこちらをご覧ください。
今回のブログでは実際に単語や文章を読んでいきながら読み方、発音の仕方を練習していくのですが、その前に私たち日本人の大先輩にあたり、いち早く英語を話し、英語教育にも携わった偉人、
ジョン万次郎
を紹介したいと思います。
江戸時代の国際人:ジョン万次郎
皆さんも名前は聞いたことがあるのではないでしょうか?彼の細かい生い立ちなどはここでは特に重要でないので割愛しますが、大まかに説明すると、
幕末前に高知県で生まれ、漁の最中に遭難し無人島生活を経てアメリカの捕鯨船に救助されそのままアメリカで過ごすことになります。そしてそこで英語を学び、のちに帰国を果たした後通訳や英語指導に携わりました。日米修好通商条約の締結のサポートをしたり、幕末志士たちにも多大な影響を与えたそうです。
そしてそんなジョン万次郎ですが、流石に長くアメリカに住んでいたこともあり、英語の音をそのまま聞きそれをできるだけ忠実に真似しようとしたことで、今の日本人よりもより正確な発音を習得しました。
そしてそれを日本で伝える際にも今のようなカタカナ英語ではなく、前回のブログで紹介したような「ネイティブに近い音」で教えていたのです。
100年以上前の日本でです。
いくつか見てみましょう。
英語表記 | ジョン万次郎 | 現代の日本人 |
America | メリカ | アメリカ |
Water | ワラ | ウォーター |
Wind | ウィン | ウインド |
Night | ナイ | ナイト |
Cat | キャア | キャット |
Anything | エネセンキ | エニシング |
Book | ボック | ブック |
これ実際にネイティブに言ってみるとわかると思います。
絶対ジョン万次郎の言い方の方が理解してくれるはずです!
日本人が英語を頑張るモチベーションを失う理由の一つに喋ってもかっこよくネイティブのように喋れないというのはきっとあるはずです。ということでジョン万次郎大先生に倣ってより自然でより理解してもらえやすい英語の発音を練習してみましょう!
より自然な発音:実例
I like your hair.
原文・訳 | I like your hair. | 君の髪いいね。 |
通常カタカナ | アイ ライク ユア ヘア |
より自然なカタカナ | アイ ライク ヨア ヘア |
「Like」の語尾を言わない、もしくは消え入るように。「your」はよく聞くと「ユ」よりも「ヨ」よりですね。
「Like」の「L」の音を舌を上の歯の裏につけて言えるとほぼ完璧です。
「your」と「hair」の語尾で舌を少し巻ければ完璧です。
You think I can do it?
原文・訳 | You think I can do it? 俺できると思う? |
通常カタカナ | ユー シンク アイ キャン ドゥー イット? |
より自然なカタカナ | ユー ティンク アイ ケン ドゥー イッ? |
「think」は以前にも例で挙げましたが、「th」の音がしっかり出せない場合は「シ」ではなく「ティ」に寄せる方がよりネイティブに近くなります。
「think」と「it」の語尾は消え入るように。
「can」は「ケン」と読むとよりアメリカ英語に、「カン」と読むとイギリス英語に近くなります。
You’re very welcome!
原文・訳 | You’re very welcome! |
通常カタカナ | ユア ベリー ウェルカム! |
より自然なカタカナ | ヨア ヴェリー ウェウカン! |
音声プレーヤー |
「L」がこのように真ん中や最後に来て母音が続かない場合は基本的には「ウ」と発音しても大丈夫です。「Goal = ゴーウ」、「Child = チャイウド」のような感じですね。
「V」の音はできれば「ヴ」というカタカナがあるので、頑張って出せるようになって欲しいところです。これができれば「F」もできるようになります。
最後にもう一つ見てみましょう。
Smooth like butter like a criminal under cover
原文・訳 | Smooth like butter like a criminal undercover |
通常カタカナ | スムーズ ライク バター ライク ア クリミナル アンダーカバー |
より自然なカタカナ | スムー ライク バラ ライカ クリミナウ アンダカヴァ |
BTSの「Butter」の出だし部分ですね。
「smooth」の最後に来る「th」はもはや言わなくてもいけるくらい音がほとんどないので「スムー」でいいでしょう。
「butter」は「water」と同じ「ラ」で終えるとそれっぽく聞こえます。「like a」はくっつけて発音する「リエゾン」と呼ばれる方法をつかいます。「criminal」の最後は「ウ」にして、「cover」は「v」の音を出します。
まとめ
さていかがだったでしょうか?当然完璧な発音ではないですし、細かいこと言いたい人からすると突っ込みどころはあると思います。ですが、日本人のカタカナ英語の10倍は聞き取りやすい英語になっていると思います。
ここをとっかかりによりネイティブの発音を目指してもいいですし、ここでとりあえずストップしてもかなり通じる英語になっているはずです。日本人と話すときはいつものカタカナで「テーブル」と言ってもいいですし逆にそうでないと気持ち悪がられる可能性もあります(笑)ですが、英語を喋ってコミュニケーションをとっているときは「テイボー」の方が断然伝わるでしょう。
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この記事の監修・著者情報
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