みんな間違ってる?英会話スクールの正しい活用方法!

ビジネス英語

英会話スクールで英語が喋れるようになるのか?

 

日本中に星の数ほどある英会話スクール、そしてそのような英会話スクールに通う多くの人たちがいますが、実際に英会話スクールで英語が喋れるようになっているのでしょうか?

英会話スクールの運営に15年携わった経験から言うと、ずばり、

8割以上が英語を喋れるようにならずにやめていきます。

今回のブログではその理由や問題点そして解決策を見ていきたいと思います。

一般的な英会話スクールの活用方法

まずは一般的な英会話スクールの生徒さんがどのような勉強の仕方をしているかを検証してみましょう。生徒さんによって当然目的やモチベーション等、差はありますがあくまで一般的な例となります。

Aさん
年齢:28歳
職業:会社員
レベル:中級
コース:グループ
頻度:毎週1レッスン45分

週の勉強時間を検証

これはあまり信じられないかもしれませんが、Aさんの勉強時間は週に

45分間

だけです。英会話スクールの生徒の多くが「レッスンの時間=勉強の時間」となっているのが現状です。多いか少ないか?英語を話せるようになるために必要な時間としては圧倒的に少ないと言えるでしょう。

レッスン以外の勉強時間を検証

当然これは

0分

ですね。Aさんの頭の中は1週間のうちたったの45分間だけ英語モードになり、残りはずっと日本語モードなのです。

45分間のレッスン状況を検証

ではレッスンの45分間をどのように過ごせているでしょうか?中級ということもあり、レッスンは会話中心に進んでいきます。一般的な英会話レッスンで圧倒的に多いのは

リスニング>スピーキング

でAさんも話している時間よりも聞いている時間の方が多く、割合は7:3でリスニングが多くなっています。これは個人の性格の問題もありますが、「英会話スクール講師の喋りすぎ問題」が原因となることもあります。

しかしながらここで一番大きな問題点は、Aさんの受け答えや発言が「単語ベース」になっていて、完全な文章での受け答えがしっかりできていないということです。中級ともなると少し英会話にも慣れてくるレベルなので、どうしても会話のスピード感やリズムに引っ張られ「普通のネイティブの会話」のように単語や短い文章のやりとりになってしまうことがあります。

例えば、

講師:How was your weekend, A?
Aさん:Busy.  I worked.
講師:Oh you worked?  All weekend?
Aさん:Yes, all weekend.

このような会話ですね。しっかり意思疎通が取れているのですが、Aさんの発言はかなりシンプルで言葉少なくなってしまっています。

英会話スクールの活用方法:問題点まとめ

 

わかりやすく問題点をまとめてみましょう。

  1. レッスン回数・時間が少ない。
  2. レッスン外での勉強時間がない。
  3. レッスン中の時間の使い方が最適ではない。

これらは一つ一つ独立した問題ではなく、相互作用する関係にあります。どう言うことか?解決策を見出しながら見ていきましょう。

英会話スクールの正しい使い方:解決策

 

まず「レッスン回数・時間」ですが、これは多いか少ないかで言えば少ないのは間違い無いのですが、では週に一回のレッスンで英語の習得は無理なのか?というとそう単純な話ではありません。

例えば「レッスン外での勉強時間」が週に3時間あれば、話は少し変わってきます。例えば予習とまではいかなくても復習ができれば、1週間で忘れるほぼ7割の知識と情報を「短期記憶」から「長期記憶」に変えることができ、より高い確率で自分のものにできるでしょう。

更には「レッスン外での勉強時間」を「復習」そして「練習」に当てることができれば「レッスン中の時間の使い方」が大きく変わってきます。

英語を野球に置き換えてみたら

現状のAさんは

週に一度ある「練習試合」に練習なしで毎週挑み、大した活躍もできずに試合を終える。

といった状況です。もちろんこれでAさんが満足しているならそれでもいいのですが、当のAさんは毎回自分にがっかりしている状況です。これはなにかしら見直す必要があるでしょう。

それではAさんが下記のようなメニューで毎週練習し練習試合に臨んだ場合どうでしょう?

  • 毎日素振り100回
  • 週に一回バッティングセンターで打ち込み
  • 週に二回壁にボールを投げ捕球の練習

確実に練習試合での活躍の場は増え、勝利にも貢献できるでしょう。

英会話レッスンは学習の場でもあり実践の場

もちろんレッスンでは先生がいて知らない単語を教えてくれたり、間違いを正してくれたりするでしょう。ですが、現状仕事やプライベートで英語を使う機会が無い場合、レッスンを本番、練習試合の場と想定することはとても理にかなっていることです。

そして「練習」試合ですから、間違っても、失敗しても何の問題もありませんね。

英会話スクールの正しい使い方:解決策まとめ

まとめてみましょう。

  1. レッスン数は週に一回45分でもOK。
  2. レッスン前後に必ず「復習」と「練習」の時間を持つ。その際に実際のレッスンを想定して行う。
  3. レッスン中はできるだけ文章で話すことを心がけ、アウトプットの量を増やす。

要するに

週に一回のレッスンの時間に照準を合わせてできる限りの準備(勉強)と練習をし、実際のレッスンでその時できる最高のパフォーマンスを発揮しより多くの経験値を蓄積する。

これが英会話スクールの正しい活用方法です。

前出したレッスン中のAさんと先生の会話

講師:How was your weekend, A?
Aさん:Busy.  I worked.
講師:Oh you worked?  All weekend?
Aさん:Yes, all weekend.

これをこのような受け答えにできればどうでしょう?

講師:How was your weekend, A?
Aさん:Oh I was so busy because I had to work.
講師:Oh you worked?  All weekend?
Aさん:Yes, unfortunately, I had to work all weekend.  I really wanted to go shopping!

最初の会話でのAさんの単語数は「6」ですが2番目には「24」と4倍になっています。「英語は数」だと考えると英語力が伸びるのは確実に24つの単語を文章として発するAさんとなります。

これを可能にするには、

  • 「Because」を使って文章を繋げる練習を繰り返し行う。
  • 「Unfortunately」という単語を覚え例文で練習する。
  • ある程度レッスンであり得る会話の内容のシミュレーションを行う。
  • 常に聞かれたこと以外の情報を付け加える習慣をつける。

というようなことをレッスンの日までに学習・練習することが可能です。一度実践でできたことは今後もできる可能性は非常に高いので、やはり実際のレッスンで力を発揮することにフォーカスをおくことが大事です。

自主学習がどうしてもできない時は

 

どうしてもレッスン以外の時間に勉強するのが苦手な人もいるでしょう。

そういう人は実践の場を増やし、実践の中で練習、学習していくしかありません。具体的には週一のレッスンを週二回、三回、四回と増やしていく、もしくは1日のレッスン数を一レッスンから二レッスンに増やしていくことです。

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英語は数。

GLOBE英会話で是非夢の実現のきっかけをつかんで下さい。

この記事の監修・著者情報

AI英会話講師 Rosa
GLOBEのAI英会話講師のRosa(ロザ)は24時間いつでもあなたのスピーキングパートナーとなってくれます。最大のメリットは「AI講師だから恥ずかしくない」「自分の空き時間にいつでも取り組める」「アウトプットにフォーカスを置ける」ということです。日本語で解説や訂正も行ってくれます。AI講師と効率的に日常に英会話を取り入れましょう。

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